CDショップ大賞を取ったTHE BAWDIESを聴いた。さすがというかなんというか、聞いただけで「あ、このバンドすごい!」と感じた。だけど、残念ながら私はあまり好きではない。
まず、日本のバンドなのに英語詞というところ。このバンドに限らず、日本人なのだから日本語で勝負しろよと思うのだ。

それから、全体的に曲の雰囲気がハッピーなところ。
世の中にはハッピーなことと同じぐらいか、それ以上にアンハッピーなことがあって、世界は常にアンハッピーで溢れている。実際には、どんなにハッピーなことが起きても、必ずその尻尾にハッピーがくっついてくる。この世界はアンハッピー無しでは語ることができないと思うのだ。それなのに、アンハッピーから目を背けてハッピーだけを切り取るのは、なんというか、ズルいと思う。
完全な主観だけれどね。

そういう好き嫌いを抜きにすれば、こんなバンドが日本から出てきたことが驚きだし、嬉しい。もっと評価されて然るべきだと、心の底から思う。