火垂(ほた)るの墓 [DVD]
火垂るの墓を読了。
独特の饒舌な文体が最初は引っかかったが、慣れてしまえばどうということはなかった。
火垂るの墓”、“焼土層”、“死児を育てる”が特に印象に残った。フィクションとはいえ、作者の実体験に基づいているので、「戦後」というのがなんなのか、日本人の心に何を遺したのか。庶民にとっての戦争と、当たり前の悲劇を伺い知ることができると思う。
この本の登場人物達は、誰も彼も救われない。

ラストが“プアボーイ”なのは、めちゃめちゃ良かった