太平洋のハイアイアイ諸島に生息していた世にも奇妙な哺乳類、鼻行類のモノグラフ。ここまで独自の進化を遂げた哺乳類がいるとは、まさに目から鱗だった。鼻行類の名のごとく、足ではなく鼻を使って移動する種がおり、それが名前の由来だという。ハイアイア…

アメリカの科学者「電子書籍の普及で、”紙”の本は5年以内に姿を消すだろう。」:http://science2ch.net/news/668934547dccbf4839c9b781bce3d2ae こう言われてしまうと、なんだか寂しい。 雑誌などは電子書籍でいいけど、本、特にノベルスは紙のままであって…

涼宮ハルヒの驚愕(初回限定版)を読了。待たされた分期待はあったが、「あまりおもしろくなくてもまぁ仕方ないか」という諦念も正直あった。 しかし、期待をはるかに上回るおもしろさで良かった。 以下、ネタバレあり

長門有希の100冊つながりで読んだ。http://www.syu-ta.com/haruhi/haruhi-nagato100-get.shtml 独特の疾走感ある文体が最初は受け入れ辛かったが、読み進めていくと気にならなくなる。登場人物は誰も彼も強烈な個性を放っている。前作を読んでいるとより楽し…

『よいこの君主論』を読了。君主論そのものは難解で読みづらいが、本書ではその骨子を、「君主論をもとに(小学校の)学級を制覇する」というコンセプトで解説している。 もう、このコンセプトですでにおもしろい。 内容も、笑えるという意味と、興味深いと…

火垂るの墓を読了。 独特の饒舌な文体が最初は引っかかったが、慣れてしまえばどうということはなかった。 “火垂るの墓”、“焼土層”、“死児を育てる”が特に印象に残った。フィクションとはいえ、作者の実体験に基づいているので、「戦後」というのがなんなの…

長編。前作までに張られていた伏線が回収されていく・・・のではないかと思う。というのも、ものすごく中途半端なところで「驚愕につづく」となっていて、結局なにも分からず終い。なんだか長門がやられそうになっているんだか、SOS団に新入部員が入るん…

この巻は短編(中編か?)が2編。どちらも微妙・・・ でもいろいろ伏線が張ってある。さて、今はキョン家の飼猫となっているシャミセンはもともと不思議猫だった(無論ハルヒのせい)が、この巻でなにやら生命体を寄生させられて、不思議猫っぷりに磨きがか…

昨日書いたように、私は長編よりも短編の方が好きなのである。ということで、この間は比較的・・・いやかなり楽しませてもらった。話の流れは、数日後の未来からみくるがやって来て、例によってキョンが問題を解決するために奔走・・・という内容。なにやら…

短編が5編(ライブアライブ、朝比奈ミクルの冒険 Episode 00、ヒトメボレLOVER、猫はどこに行った?、朝比奈みくるの憂鬱)。先に述べたように、ハルヒシリーズは短編よりも長編の方が好きなので、この巻はちょっと微妙。ただ、ヒトメボレLOVERは…

2009年の私的ベスト5 1.ドグラ・マグラ 2.フェルマーの最終定理 3.潮騒 4.殺戮に至る病 5.凍える牙 2009年に読んだ本のうち、これは良かったというものベスト5。 『ドグラ・マグラ』は日本三大奇書と呼ばれていて、これを読んだものは精神に異常…