暗闇の中で子供 (講談社ノベルス)
長門有希の100冊つながりで読んだ。http://www.syu-ta.com/haruhi/haruhi-nagato100-get.shtml
独特の疾走感ある文体が最初は受け入れ辛かったが、読み進めていくと気にならなくなる。登場人物は誰も彼も強烈な個性を放っている。前作を読んでいるとより楽しめるのだろうが、読んでいなくても十分楽しめた。
様々な事件が同時並行的に起き、内容はかなりボリュームがあるが、その文体のためけスラスラと読み進めることができる。しかし、一番核となるであろう事件が意外なほどあっさり解決してしまって、拍子抜けしてしまった。
ヒロインのユリオを「ちょっとハルヒっぽくね?」と思ったのは、内緒にしておいてください。