県と市のRDB改訂に伴う調査の一環で、由利島の調査へ。無人島で、船をチャーターしないと行けない島なので、貴重な機会。
地元同好会などとの合同調査。研究室からは私、安達くん、小川くんが参加。朝6時前に大学正門に集合し、小川さんの車で高浜へ。
漁船で30分ほどで島に到着。最初に島で唯一の砂浜で調査。ウミベアカバハネカクシや、ウミベハネカクシ(Cafius)は多いが、その他のハネカクシは見られなかった。ヒゲブトハネカクシ(Aleochara)でさえ。
30分ほどして、島の反対側に移動。こちらは安山岩質の礫浜。小川くんは「チビゴミを掘り出す!」と何処かへ突撃していった。

私は落ち葉篩いをしようと山を登るが、林内は非常に乾燥しており、中腹まで登った辺りで撤退した。
そして蚊が異常なまでに多い。行きの船で「一叩きで5匹はとれる」と聞き、「いや、さすがに話盛りすぎだろ」と思ったのだが、それは全然誇張でなく、本当にそれぐらいいた。林内で立ち止まるのは自殺行為。
結局まともに篩えず、一番良かった場所の土を持ち帰ることにし、残りの2時間ほどは普通にスウィーピングなどをした。・・・だが、虫は驚くほど採れない。カラスバトがいっぱい居て頻繁に鳴いていたのは良かったけど。まともに見たのは初めて。
11時半に迎えに来た船で高浜へ帰る。小川くんは成果があったらしい。安達くんはサボテンのトゲが刺さって痛いと言っていたのが印象的だった。